安全第一!富士市の建設現場で重要視される足場の安全基準
建設現場における労働災害の防止は、現場で働く全ての方の生命を守る重要な取り組みです。株式会社宮岡工業は、富士市を拠点に足場工事・足場材レンタル事業を展開し、静岡県東部エリアの建設現場の安全確保に長年貢献してまいりました。建設業界では、特に足場からの墜落・転落災害が最も多く、年間100人程度の尊い命が失われている現状があります。本記事では、富士市をはじめとした静岡県東部地域の建設現場で重要視される足場の安全基準について、労働安全衛生規則の改正内容や具体的な安全対策を詳しくご紹介いたします。
労働安全衛生規則に基づく足場安全基準の概要
建設現場の足場における安全基準は、厚生労働省が定める労働安全衛生規則によって厳格に規定されています。足場からの墜落・転落災害は建設業における死亡災害の約4割を占めており、その防止は業界全体の最重要課題となっています。
建設業における墜落・転落災害の現状
建設業は全産業における死亡災害の約3割を占め、その中でも墜落・転落による災害が特に深刻な問題となっています。厚生労働省の統計によると、建設現場での死亡災害のうち約40%が墜落・転落によるものであり、その約2割が足場からの墜落となっています。
「参照:日工セック株式会社」
富士市や富士宮市をはじめとする静岡県東部地域においても、こうした災害の防止は重要な課題となっており、関係事業者は安全基準の徹底に取り組んでいます。
令和5年施行の労働安全衛生規則改正内容
令和5年10月1日に施行された労働安全衛生規則の改正により、足場の安全基準がさらに強化されました。この改正は、建設業における墜落・転落災害防止対策の充実強化を図ることを目的としています。
一側足場の使用制限
改正により、幅が1メートル以上の箇所において足場を使用する場合は、原則として本足場の使用が義務付けられました。一側足場の使用範囲が明確に制限され、より安全性の高い足場構造が求められています。
本足場とは、建物の周囲に設置される足場で、外部足場と内部足場の両方を設置する構造です。一側足場と比較して安定性が高く、作業者の安全性が大幅に向上します。富士市や沼津市などの建設現場では、この基準に従った足場設置が徹底されています。
足場点検制度の強化
改正規則では、足場の点検が確実に行われるよう、以下の措置が義務付けられました。
手すり先行工法による安全対策
厚生労働省が策定した「手すり先行工法に関するガイドライン」は、足場からの墜落・転落災害防止に極めて有効な工法として、建設現場での普及が推進されています。富士市や御殿場市などの建設現場でも、この工法の採用が進んでいます。
手すり先行工法の種類と特徴
手すり先行工法には、以下の3つの方式があります。
手すり据置き方式:最上層より一層下の作業床上から、据置型の手すりを先行設置する方式
手すり先送り方式:手すりを上層に先送りして設置する方式
手すり先行専用足場方式:手すり先行機能を有するシステム足場による方式
働きやすい安心感のある足場基準
手すり先行工法により組み立てられた足場で、以下の基準を満たすものが「働きやすい安心感のある足場」として位置付けられています。
・二段手すりと幅木(つま先板)の全層設置
・交さ筋かいの適切な配置
・防音パネル、ネットフレームの設置
・適切な養生措置の実施
これらの基準により、作業者は常に安全な環境で作業を行うことができます。
足場点検の具体的な実施方法
足場の安全確保には、適切な点検の実施が不可欠です。労働安全衛生規則では、点検を行う者の資格要件や点検項目が明確に定められています。
点検実施者の資格要件
足場の点検は、以下のいずれかの資格・経験を有する者が実施する必要があります。
足場の組立て等作業主任者であって、能力向上教育を受講している者
労働安全コンサルタント(土木・建築)の資格を有する者
全国仮設安全事業協同組合の「仮設安全監理者資格取得講習」修了者
建設業労働災害防止協会の「施工管理者等のための足場点検実務研修」修了者
点検項目と記録保存
点検では、足場材の破損・腐食、固定状態、手すりや床材の強度、周辺の安全対策等を慎重に確認し、その結果を記録・保存することが義務付けられています。富士市内の建設現場では、これらの点検が確実に実施されており、労働災害の防止に大きく貢献しています。
静岡県東部地域における足場安全対策の取り組み
富士市、富士宮市、沼津市、御殿場市などの静岡県東部地域では、地域の特性を活かした足場安全対策が実施されています。富士山麓という地理的条件や、製紙・化学工業が盛んな産業構造を踏まえ、各現場に適した安全対策が講じられています。
地域特性に応じた安全対策
静岡県東部地域は富士山からの強風や、駿河湾からの潮風などの気象条件があり、足場の設置・点検においてこれらの要素を考慮した対策が重要となります。また、製紙工場や化学プラントなどの産業施設での足場工事では、特殊な安全基準が適用される場合もあります。
安全な建設現場の実現に向けて
足場の安全基準は、建設現場で働く全ての方の生命を守る重要な規則です。労働安全衛生規則の改正により、より厳格な安全対策が求められるようになりましたが、これらの基準を確実に遵守することで、墜落・転落災害の防止が可能となります。富士市をはじめとする静岡県東部地域の建設業界では、事業者と作業者が一体となって安全対策に取り組み、誰もが安心して働ける現場環境の実現を目指しています。株式会社宮岡工業も、地域の安全な建設現場づくりに貢献し続けてまいります。
株式会社宮岡工業
〒417-0801 静岡県富士市大淵338-18
TEL:0545-37-1200 FAX:0545-37-1201
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